私たちが、毎日お届けするのは、
高齢者の方においしく召し上がっていただくお食事です。
1.おいしく召し上がっていただくために
おいしいごはんを食べることは、たのしいことです。
私たちは、高齢者の方が召し上がって、
「おいしい」と感じていただけるものをお届けするために
さまざまな工夫をしています。
たとえば、献立担当者が高齢者のみなさまに
実際にメニューを試食していただき、
アンケートの結果、「おいしい」とご評価いただいたものを
積極的にメニューに取り入れています。
私たちの食事は、栄養バランスもよく、
おいしいことがポリシーです。
また、ごはんを暖かく召し上がっていただくために、
ごはん用の保温弁当箱を使っております。
2.献立に対する私たちのこだわり
主として、和食の献立を中心に、
四季折々の旬の素材を使って、
季節を感じられる献立作りを実践しています
また、敬老の日は「ちらしずし」、お彼岸には「おはぎ」
お誕生日にはお赤飯など、
行事食・誕生日食といわれる献立を提供していることも
わたしたちのこだわりです。
毎日の食事を通して、四季を感じていただきたい。
日本ならではの食事の楽しみを、いつも感じていただきたい。
それが私たちの献立に対するこだわりです。
3.なぜ器を使い捨てにしないのか
「なぜ、器を使い捨てにしないのですか?」
「器を使い捨てにすれば、回収に行く手間がはぶけるのではないですか?」
このような質問に、わたしたちはこう答えています。
「回収に行けば、もう一度お客様を顔を合わせて、
お話しすることができます。
私たちは、それをとても大切なことと考えているのです」
私たちにとって、器の回収は、単に容器を取りに行くことではありません。
「今日のお食事はいかがでしたか?」
「 ごはんの量はちょうどよかったですか?」
お食事を終えたお客様ともう一度お会いして、
お話をうかがうことで、
より、お客様ひとりひとりの好みにあった、お食事を
提供できると考えています。
また、ご高齢のお客様に、
使用済み容器のゴミすてをお願いすることは、
毎日のゴミの分別、ゴミ袋を買いに行くなど
場合によってはそれだけで、負担になってしまうことも考えられます。
食べられる分だけ、食べていただき、
あとは私たちの回収におまかせいただくことで、
気軽にお弁当の宅配サービスを利用していただきたいと考えております。
4 .おひとりおひとりの体調に合わせた工夫
ご高齢のお客様には、さまざまなご要望があると私たちは考えます。
「ちょっと風邪をひいたみたいだから、しばらくおかゆにして欲しい」
「歯の調子が悪いから、刻み食にして欲しい」
そのようなお客様のご希望に、私たちは積極的にお答えしています。
通常のお弁当より、ひと手間かかっていても、
「おかゆ」「刻み食」は通常のお弁当と変わらない料金で提供いたします。
また、青魚などのアレルギーのお客様には、
別のメニュー をご用意させていただきます。
ひとりひとりの体調に合った、
おいしいお食事を提供できるように、少しの工夫をすることも
私たちの大切な仕事です。
5 .私たちは人と人のつながりを大切にします
私たちは、お弁当をお客様にお届けするときに
必ず、指定された専用のユニホームを着用します。
また、お客様にお会いするときは、必ずヘルメットを外し、
お弁当は手渡しでお届けします。
「ヘルメットはつけたまま、洋服は私服」では、
高齢者のお客様にとっては、誰が配達に来ているのかわかりにくく、
その人がどんな表情をしているのかも、
読み取ることができにくくなります。
そのような状態で、ただお弁当だけ届けることは、
お客様に対して、大変失礼であると私たちは考えています。
お客様の目をみて、お弁当を手渡しし、
かならず何か、お話をさせていただくこと。
「だいぶ、あたたかくなりましたね」
「先日のおかずはお口に合いましたか?」
そんな会話の積み重ねから、少しずつ、一歩一歩、
お客様に信頼していただくことが、私たちの何よりの喜びです。